「会社でインスタを始めたけれど、なかなか見てもらえない…」「どんな運用方法があるのかわからない…」Instagramの運営担当者になって初めてみたものの、上手くいかない方・どうしていいかわからないなどのお悩みをよく耳にします。個人的な趣味の“インスタ映え”だけでなく、今やビジネスツールとして活用の幅を広げてきたInstagram。まずは基本の運用方法を抑えて、ビジネスの結果に繋がる運用方法を学習していきましょう。
アカウント作成〜プロフィールの設定
まず、Instagramアカウント作成の際には、ブランドやビジネス名に合わせたものを選ぶことが大切です。
(引用元:@tokyogourmet3 @travelife_couple)
上記のように、プロフィール写真はブランドイメージに合わせたものを設定し、プロフィールにはビジネスに関する詳しい情報やリンクを記載するようにしましょう。投稿していきたいイメージにあまりに合わないものや、イメージから逸れすぎているような写真の場合には、フォロー率が下がりやすくなる可能性が高くなるため、注意が必要です。
ビジネスアカウントに切り替える
そして、個人アカウントからビジネスアカウントへ切り替えておきましょう。ビジネスアカウントにすることで、Instagramを広報媒体として利用しやすい状態になり、ビジネスに活用しやすい機能が搭載されます。(切り替えは無料です。)
ビジネスアカウントの主な機能
①インサイト機能
(引用:SMM Lab)
インサイト機能は、フォロワー数の推移・インプレッション数・男女比・リーチ数・どの地域から見ている人が多いのか・男女比などの詳しい情報を見ることができる機能です。Instagram運用をする上で、この機能は欠かせません。このような情報を使って、より反応の良い投稿はどのようなものなのかを見出すことができます。
②住所・電話番号・所在地の設定
(引用元:Official Mag)
お店の住所・問い合わせ先(メール)、所在地を設定できます。実店舗がある場合には来店促進に繋がりやすく、ユーザーも問い合わせがしやすくなり、お店の簡易ホームページのような役割を果たしてくれます。
③広告運用
(引用元:anagrams.jp)
フィード投稿、発見タブ、ショッピング、ストーリーズ、リールなど各面に広告を出すことができます。(広告配信費用は別途で発生します。)
ビジュアルでの情報検索が盛んに行われており、ユーザーは自分の興味のある商品・サービス・店舗などをInstagram内で検索することも多く、そしてハッシュタグなどを検索して情報を得ています。男女問わず幅広い世代に向けて発信が可能です。
Instagramの投稿機能
実際に運用する際には、運用機能についてしっかり捉えておくことが大切です。
①フィード投稿
アカウントのプロフィール上や、ホーム画面上に並ぶ投稿を示しており、ビジネスにおいて一番メインで活用されている投稿機能です。ビジュアル・キャプション(紹介文)によって構成されています。画像や動画の形式も自由で、画像の場合は最大10枚まで投稿できます。
フォローしているアカウントの投稿のみが表示されますが、投稿発見欄・ハッシュタグ検索などにより、フォローしていないアカウントのフィード投稿にリーチすることができます。
②リール投稿
ショート動画掲載機能で、最長90秒の動画を投稿できます。Youtubeのようなロング動画ではなく、TikTokのようにショート動画を投稿できることから、短い時間で多くの情報をユーザーに届けることができます。リール投稿は拡散性があり、フォロワー以外の不特定多数のユーザーに届けやすい点が特徴です。投稿の質(保存率の高さなど)が良いとInstagramに判断された投稿は、拡散されやすくなるため、新規フォロワー獲得に有効です。
③ストーリーズ
スライドショーのような形式で、画像や動画が投稿できる機能です。 表示時間は3秒で切り替わります。 通常の投稿は正方形なのに対し、ストーリーズはフルスクリーン表示で表示されます。 また、ストーリーズは24時間で自動的に消えます。
フォロワーのタイムラインの一番上に表示されるため、基本的にフォロワーに向けた投稿をしたい場合におすすめです。
④インスタライブ
(引用元:https://xn--n8jvkib9a4a8p9bzdx320b0p4b.com)
「インスタライブ(Instagram Live)」とは、Instagramアプリ内でライブ動画を配信できる機能。 スマートフォンのカメラで誰でも簡単に配信することができ、手軽さが特徴です。リアルタイムにユーザーとコミュニケーションを取ることができ、配信中に視聴ユーザーからのコメントや質問を受け付けることもできます。 また、他のユーザーと一緒に配信する「コラボ配信」機能もあります。企業アカウントとインフルエンサーのアカウントの同時配信なども可能です。
リアルタイムで商品に関する質問を受け付けることもできる点や、実際の使い心地などをわかりやすく届けることができることから、ファッションや雑貨などの商品販売促進にもおすすめです。
発見タブ
ユーザーの興味関心に基づいて、おすすめの投稿を自動で表示するページです。
例えば、自分が普段「犬」が投稿されるアカウントをフォローやいいねをしていたりする場合には、発見タブには、「犬」に関連する投稿が自動でおすすめ表示されます。また、この表示されるアカウントは「自分がフォローしていないアカウントが投稿したもの」になります。
発見タブ欄に表示させると、自社の商品・サービスに興味を持ちやすいユーザーとの接点を作れる点が特徴。そして、 「いいね・コメント・保存数」などを獲得することで多くのユーザーに表示されやすくなるため、企業系のアカウントではこの機能に着目して投稿を作成する必要があります。バズらせるためには、欠かせません。
運用の目的やコンセプトを設定
基本の機能を抑えたところで、ビジネス運用をする際の目的やコンセプトを明確にしておく必要があります。目的を達成するための手段として最大限にInstagramを活用するためです。
Instagram運用の目的・目標は?
運用の目的を明確にしておきましょう。例えば、「認知を拡大させたい」「商品を売りたい」「サイト流入を促したい」「店舗来店を促したい」など、様々あるかと思います。この目的を明らかにすることで、どのようにInstagramを使っていくべきなのかも明らかになります。
(引用元:https://blog.directorbank.co.jp/)
そして、目的が決まれば、上記のように目的ターゲットごとのKPI(成果目標)を立てやすくなります。
ターゲットペルソナの明確化
商品やサービスの性別、年齢、ライフスタイルを明確にすることで、コンセプトを決めやすくなります。具体的に誰に届けたいのかを明らかにすることで、アカウント自体がどのような投稿をすれば良いのかの軸が明確になります。
(引用元:https://moltsinc.co.jp/)
アカウントのテーマ(コンセプト)設定
何を発信するべきかを考える際に、ターゲットに刺さる内容は一体どんなものかを明らかにする必要があります。つまり、アカウントのテーマというのは「ターゲットに刺さるテーマ」を決めるということです。きちんとターゲットの見たいものが届けられているかによって、フォロワー数が大きく左右されます。
(引用元:@tokyogourmet3 @travelife_couple)
上記のアカウントのように、ターゲットの見たいテーマに合っている場合には、フォロワー数が大きく伸びやすいです。
統一感を守るためのトンマナ設定
アカウントの世界観・統一感を守るために、トンマナ(トーン&マナー)を設定しておくことをお勧めします。
(引用元:https://note.com/todaemi/n/n91c3ab8af862)
こちらのアカウントのように、全体的な統一感を出すためにフレームなどを使うのもおすすめですし、写真のカラーテイストなどもあらかじめ決めておくとユーザーも見やすい投稿欄が作り出せます。
まとめ
- ビジネスアカウント(プロアカウント)に切り替えておく
- 投稿機能は、フィード投稿・リール動画・ストーリーズ・インスタライブの4つ
- 発見タブの機能は拡散性大!
- ターゲットペルソナを明確にする
- Instagramの運用目的を明確にする
- アカウントのテーマを決定する
- 統一感を守るためにトンマナを決める
Instagramを企業アカウントとして使用する場合には、どんなシステムがあるのか、そして運用の目的やテーマなどをハッキリと明確にしておくことが大切です。バズ投稿を生み出すために、土台をしっかりと作っておきましょう。
次回は、さらに細かな運用方法の基礎知識などをご紹介していきますので、お楽しみに!
KenToでは、Instagramの代理運用や広告出稿、ハイクオリティなクリエイティブの制作など、スポットでのご依頼や一貫運用も柔軟に対応できます。また、Instagram以外にも、TikTok・Twitter・LINE・Yahoo!など、ご希望があれば臨機応変に承りますので、是非お気軽にお問い合わせください。