近年、ゲーム産業は急速に成長しており、競争も激化しています。ゲーム開発者にとって、優れたゲームを開発するだけでなく、それを成功させるための効果的なマーケティング戦略を持つことが不可欠です。
そんなお悩みを持つマーケター初心者の皆さん、これから全5回に渡って説明していきますので、ぜひ読んでみてくださいね!
今回は、マーケティングについてを詳しくご紹介します。まずは、マーケティング初心者を卒業しましょう!
なぜマーケティング戦略が必要なのか?
まず、マーケティング戦略について詳しくお話しする前に、魚を釣る話でもしましょう。
例えば、今にも折れそうな釣り竿と糸があるとして、それに米粒を持って魚を釣ろうとしても、何の成果も出ないと思います。
そこで釣りをするときにこんなことを考えるのではないでしょうか。
- なぜ釣りたいのか?
- 何を何匹釣りたいのか?
- この季節は魚が釣れにくいんじゃないのか?
- どうやったら魚が釣れる確率が上がるのか?
- 釣るために必要なものは何か?
まさにマーケティング戦略は無意識に魚を釣るように組み立てて実行しているようなものです!つまり、ゲームに関わらず、マーケティングを考える際には戦略立てをすることが必要不可欠です。
マーケティングをする際に必要なポイントは?
- なぜ釣りたいのか?→目的の明確化
- 何を何匹釣りたいのか?→目標の明確化
- この季節は魚が釣れにくいんじゃないのか?→課題の明確化
- どうやったら魚が釣れる確率が上がるのか?→戦略の明確化
- 釣るために必要なものは何か?→戦術の明確化
- 上記のようなマーケティング戦略を組み立てているのです。
マーケティング戦略には必ず「目的」が存在し、数値化した「目標」があり、それを達成するための「課題」があります。
これら3点をクリアするために「戦略」が必要となります。つまり、これがマーケティング戦略の「構造」です。
- 「目的」→達成したいゴール
- 「目標」→ゴールを数値化したもの
- 「課題」→ゴールを数値化したものを達成するためのハードル
- 「戦略」→ハードルを超えて目的を達成するための方針
またここの段階では「釣るために必要なものは何か?」に相当する「戦術(手段)」の話は出てきません。それはマーケティング戦略を実行するための「手段」にすぎず、マーケティングの本質ではありません。
これらの手段を「プロモーション」「施策」「アクションプラン」という言葉で表現されていますが、これは厳密にはマーケティングではないのです。
「マーケティング」とは?
先ほどの話を踏まえて、つまり「マーケティング」とは「目的」「目標」「課題」「戦略」から構成された「仕組み」のことを指します。
この仕組みがしっかり作れれば、古い竿とリールでも釣れる可能性は上がりますし、魚が1匹もいないような海原で釣るような間違いは起こりません。
たとえば、「目的」「目標」「課題」「戦略」といったマーケティングのフレームワークを「商品開発」に活用すれば、極論、プロモーションはゼロでも、市場で戦えるだけのポテンシャルを持った商品開発も可能になります。
※引用元:https://gamemarketinglab.com/
しかし、「こういう商品が作りたい」という「竿」「リール」の部分だけに目が行ってしまうと、せっかく商品は作ったけど、どこの誰に売るべき商品なのか「後付け」で考えなくてはならなくなります。
実は多くのマーケターはこの「後付け」で作られた商品をなんとかマーケティングで売って来い!と押し付けられているケースが多いのです。そのため、細かな戦略立てが必須となります。
まとめ
マーケティングとは、何を「目的」にして、どんな数値を「目標」にして、それを達成するための「課題」は何なのか、そしてそれを払拭する「戦略」をどうするのかという仕組みです。そしてゲームにおけるマーケティングは、単なる広告やプロモーションだけでなく、プレイヤーとの深い関係を築くプロセスになります。ターゲットオーディエンスのニーズを理解し、彼らに価値ある体験を提供することが成功の近道です。
次回は「ゲームマーケティング戦略の立て方」について、解説していきます!
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