中国向けプロモーションに力を入れたいけれど「rednote(小紅書)って、どんな投稿がウケるの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
中国のZ世代に支持されるrednoteは、単なる広告ではなく、“共感”や“体験”が伝わる投稿が重要です。
この記事では、rednoteで「反応の良い投稿の型」や「避けたいNG表現」まで、実践的なノウハウをわかりやすく解説します。
中国Z世代の特徴
「中国Z世代」は、概ね1995年〜2009年頃に生まれた若い世代を指します。
この世代は、生まれたときからデジタル環境が身近にあり、スマートフォンやSNSが当たり前にある環境で育っています。そのため、情報収集や買い物も全てネットで完結させる傾向にあります。
1日あたり約5〜6時間もネットを使っていると言われ、まさに「デジタルネイティブ世代」と呼ばれる世代になります。
このZ世代は、今後の中国消費市場の中心を担う存在とも言われており、特に日本企業がこの世代にアプローチするには、従来のテレビCMや雑誌広告ではなく、“共感できるリアルな投稿”をいかに行えるかがブランドや商品の印象を決める重要なカギとなっているのです。
なぜ日本企業にもrednote(小紅書)が効果的なのか?
中国Z世代の消費行動のスタート地点は、もはや「Google検索」ではありません。
例えば、気になる商品やカフェを見つけたとき、すぐにrednote(小紅書)で検索をするのが当たり前になっています。
その理由はシンプルで、他のユーザーが投稿したリアルな体験が見られるからです。
「買ってみたらこうだった!」「実際に行ってみた!」などの声は、中国Z世代にとって何よりの判断材料となります。信頼の源は“広告”ではなく、今や“等身大の共感”なのです。
また、彼らは「どんな商品か?」よりも「その商品が自分の価値観に合うか?」を見ています。
だからこそ、rednoteのように“ストーリーや世界観”を伝えられるSNSが中国Z世代に刺さっているのです。
- 検索はGoogleより”SNS”
- 信じるのは企業っぽさのある言葉より“ユーザーの体験”
- “モノ”ではなく”価値観”に惹かれる
中国のユーザーは、今やrednote(小紅書)、Douyin(抖音)、Weibo(微博)などで情報を探すのが日常となっています。
どれだけ有名なブランドでも、広告っぽさを感じる投稿には敏感です。一方、他のユーザーのリアルな体験談や使ってみた感想には強く反応します。
「ミニマルライフ」「推し活」など、自分の世界観に合うものを選ぶ傾向があります。
中国Z世代に刺さる3つの投稿の型
Z世代に届く投稿を作るには「何を伝えるか」だけでなく「どう伝えるか」がとても大切です。
特にrednoteでは、“広告感のないストーリー性”や“共感できるリアルさ”が重視されています。
ここでは、中国のZ世代の心に刺さりやすいコンテンツの型を3つのポイントとともにご紹介していきます。
【型1】「生活に溶け込む」ストーリーポスト
いかにも広告っぽさのある宣伝ではなく、日常のワンシーンを切り取ったような投稿が、Z世代には響きます。
ポイントは「世界観」「雰囲気」「自分ごと化」を意識することです。友人のSNS投稿を見ている感覚を覚えるようなブランドや商品紹介を意識しましょう。
【例】「雨の日にふらっと寄ったカフェで、思い出の味に出会った」
ストーリーに“偶然性”や“日常感”を入れる
商品紹介は控えめにし、雰囲気を重視する
写真や動画は光や空気感が伝わるものを使用する
【型2】悩み・問題解決型のレビュー
Z世代は「共感できる体験談」に強く反応します。
特に、自分と似た悩みを持つ人が、どのように問題を解決したのかというストーリーには、高い関心を示します。
Before/Afterや、自分に合うものに“やっと出会えた”などの物語性のある表現にし、しっかりとストーリーまで意識することが大切です。
【例】「敏感肌で悩んでた私が、やっと出会えたスキンケア」
投稿者の“悩み”をしっかりと描く
解決までのプロセスをストーリー仕立てで表現する
Before/Afterのビジュアルがあると効果的
【型3】参加型・推し活系のコンテンツ
Z世代は「推し活」や「参加型コンテンツ」に積極的です。
自分の体験を投稿したり、他人の投稿に共感したりすることで楽しさが広がるため、ハッシュタグを活用したキャンペーン投稿が特に効果的です。
【例】「#私の推し活ルーティン」「#日本旅行マイベスト5」
ユーザーが自分でも投稿したくなる“お題”を設定する
ハッシュタグは短く、共感しやすい言葉を選ぶ
拡散されやすいテーマ(旅行・推し・日常)を選ぶ
この3つの型を押さえるだけでも、投稿の反応率は大きく変わります。
rednote(小紅書)では、企業が一方的に“伝える”のではなく、ユーザーが“共感して広げる”設計が成功のカギを握ります。
ユーザーが離れる“もったいない投稿”とは?
rednote(小紅書)に投稿を始めたものの、なぜか反応がいまひとつの場合は実は“やってはいけない投稿”になっているかもしれません。
一見よくできた投稿でも「共感できない」「リアルに感じない」と思われた瞬間にスルーされてしまうことがあります。
【NG1】過度に広告感のある口調(“案件的”な語り口調)
一目で「PRっぽい」と感じられる投稿は、Z世代のユーザーに敬遠されがちです。過剰なベタ褒めや、不自然な商品紹介は逆効果になることもあります。
“あくまで個人のリアルな体験”をベースにした語り口が好まれます。
【NG2】日本語や漢字だらけの“翻訳感”のある投稿
日本語や難解な漢字が多すぎる投稿は「機械翻訳っぽい」「親しみにくい」と感じられてしまいます。
中国語ネイティブのライティングや、現地の言い回しを使うことで、グッと共感されやすくなります。
【NG3】ストック画像の多用
綺麗すぎる画像ばかりを使うと「実際の使用感が伝わらない」と思われることもあります。
多少生活感のある写真の方が、ユーザーにとっては親近感を持ちやすく、信頼につながるのです。
実際に使っているシーンや、自然光で撮った雰囲気重視の写真が効果が良いとされるため、使う写真には気を配りましょう。
まとめ
中国Z世代に向けたrednote(小紅書)運用では、広告感の強い投稿や翻訳っぽい表現は敬遠されがちです。
むしろ生活に溶け込んだストーリーや自分ごと化できるコンテンツが好まれます。
SNSが“検索エンジン”となった今、ユーザーの心に届く発信を心がけましょう。rednoteは中国Z世代とつながる大きなチャンスとなります。
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