中国のSNS「rednote(小紅書/RED)」が注目を集める中、「ちょっと覗くだけじゃダメ?」といった声を耳にします。特に、日本の企業がrednoteの活用を検討する際、この疑問が最初のハードルになることも。
実際、rednoteは“見るだけ”でも一部の投稿を閲覧できますが、本格的に情報収集したり、PRに活用するには限界があります。
この記事では、登録の有無による閲覧の違いから、なぜ今、企業がrednoteにアカウントを持つべきかまで、わかりやすく解説していきます。
rednote(小紅書/RED)とは?
rednote(小紅書/RED)は、写真や動画を通じてライフスタイルを共有できるSNSアプリで、中国の若年層を中心に絶大な支持を集めています。
InstagramとPinterestを掛け合わせたような特徴を持ち、ユーザー同士で“いいね”やコメントを交わすことで、フォロワーとつながる文化が定着しています。
さらに、投稿の中には商品レビューや購入情報も豊富に含まれており、SNSで情報収集しながらそのまま購入につながる“ショッピング一体型プラットフォーム”としても活用されています。
rednote(小紅書/RED)は登録しないでも見られる?
rednote(小紅書/RED)はブラウザ版にアクセスすれば、アカウント登録なしでもある程度の閲覧ができます。
アクセスする際にログイン画面が表示されますが、「×」を押すことで引き続き閲覧ができます。
rednote(ブラウザ版)https://www.xiaohongshu.com/explore
とはいえ、見るだけでは得られる情報に限界があります。人気の投稿に出てくる「関連タグ」や「おすすめ投稿」は、ログインユーザーに最適化されており、非ログインユーザーには十分に表示されません。
また、投稿の最後にある「コメント欄」や「体験談のやり取り」も見逃しやすく、口コミのリアルな温度感をつかみにくくなります。
そのため、見るだけの状態のままでは必要な情報をストックしておくことができないため、何度も検索し直す手間が発生します。
つまり、“見るだけ”でも入り口としては成立しますが、「参考にはなるが、最大限に活用しきれない」というのが“非ログインユーザー”になるため、本当に役立つ情報にたどり着くには、rednoteへの登録とログインが前提となるのです。
企業が“見るだけ”ではもったいない理由
rednote(小紅書/RED)は、ただのSNSではありません。
rednoteは今や中国人ユーザーにとっては、旅行や買い物の意思決定に直結する「生活の検索エンジン」となっており、そんな場において、企業が“見るだけ”の立場にとどまるのは非常にもったいない選択です。
なぜなら、rednoteのユーザーは商品やサービスを「検索して探す」だけでなく、“共感できるリアルな体験”を通じて選んでいます。
企業が公式アカウントを持ち、自社の魅力をストーリーとして発信していけば、自然な形で旅行先や商品候補に入るチャンスが生まれるのです。
また、投稿に対するリアクション(いいね、保存、コメント)や閲覧傾向を通じて、中国の顧客ニーズをリアルタイムで把握できるのも大きな利点です。
見るだけでは得られない“データと反応”の蓄積により、今後のマーケティング施策にも活かすことができるようになります。
アカウントを開設するなら“今”
rednote(小紅書/RED)は、すでに中国国内では広く浸透していますが、日本企業の参入はまだ過渡期にあります。つまり、今はまだ競合が少なく、目立ちやすい「先行者メリット」が得られる貴重なタイミングです。
また、インバウンド需要が急回復している現在、中国人旅行者が次に訪れたい場所や体験をrednoteで探す動きも加速しています。こうした「検索需要」が高まる時期にこそ、アカウントを持ち、検索に引っかかる投稿を蓄積しておくことが将来の集客力を左右します。
さらに、rednoteは一般的な広告媒体と異なり、アルゴリズムによって「有益でリアルな体験」が評価されるプラットフォームです。そのため、広告予算に頼らずとも、共感を得られる投稿で自然に拡散されるチャンスがあります。
「あの時、始めておけばよかった」と後悔しないために、まさに“今”が動くべきタイミングです。
日本企業の参入が本格化する前の貴重なフェーズ
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翻訳・投稿代行やユーザーに刺さるPR施策のご提案まで、専門のスタッフが柔軟に対応しています。
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