
LINE公式アカウントってよく聞くけど、何ができるの?
そんな方のために、LINE公式アカウントの基本と活用のイメージをやさしく解説します。
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントは、企業やお店が「LINE」に専用のビジネス用アカウントを作成し、ユーザーに直接情報を届けられるサービスです。
LINEは日本国内で月間9,700万人以上が利用しており、多くの人にアプローチできるのが特徴。お知らせやクーポンなどを送ることで、集客や販促にもつながります。
主な機能
LINE公式アカウントの主な機能をご紹介していきます。
【1】メッセージ配信
LINE公式アカウントの基本機能のひとつが「メッセージ配信」です。
お店や企業のアカウントを友だち登録してくれたユーザーに向けて、直接メッセージを送ることができます。
配信できるメッセージ形式が豊富であり、さまざまな形式で情報を届けられるのが特徴です。
テキスト
リッチメッセージ
カードタイプメッセージ
リッチビデオメッセージ
写真
動画
ボイスメッセージ
クーポン
スタンプ
リサーチ
1回で最大3つの吹き出しを送れるため、キャンペーンや新商品など複数の情報を一度に伝えることも可能です。
メッセージはスマホ画面にリアルタイムで通知で表示されるため、メールや他のSNSよりも高い開封率が期待できます。
【2】ステップ配信
ステップ配信(引用:ステップ配信 – LINEキャンパス)
「ステップ配信」は、ユーザーごとにタイミングを設定して自動でメッセージを送れる機能です。
たとえば、「友だち追加から3日後に次回無料クーポン」や「友だち追加された30日後に再来店を促すクーポン」など、配信内容・タイミング・対象を細かく設定できるため、タイミングを工夫することでリピーターの獲得につながります。
【3】リッチメニュー
リッチメニュー(引用:【公式】LINE公式アカウントのリッチメニュー|運用のコツや活用事例を紹介)
リッチメニューは、LINEのトーク画面の下に大きく表示されるメニュー機能で、ユーザーがすぐに必要な情報へアクセスできるようにするためのものです。ボタンをタップするだけで、クーポンやショップカード、オンラインショップなどに誘導できます。
常に画面下に表示されるため、よく使う情報をまとめて案内したいときに便利です。
【4】LINEチャット
LINEチャットは、ユーザーと1対1でやりとりができる機能です。LINEと同じ感覚で問い合わせや予約対応などを、電話の代わりに気軽に行えます。
【5】応答メッセージ
キーワード応答(例:「予約」「予約したい」)
応答メッセージは、ユーザーからの問い合わせに自動で返信できる機能です。「キーワード応答」と「一律応答」の2種類のタイプがあります。
- 【一律応答】友だちからの全てのメッセージに、同じメッセージを自動で返信
- 【キーワード応答】友だちからのメッセージに「特定のキーワード」が入っている場合、メッセージを自動で返信
【6】クーポン
クーポン機能では、割引やプレゼントなどの特典付きデジタルクーポンをユーザーに配信できます。
来店時に画面を見せてもらうだけで利用できるため手軽で効果的です。友だち追加の特典や再来店のきっかけ作りにも活用されています。
【7】ショップカード
ショップカードは、LINE上で使えるデジタルのポイントカード機能です。来店時にQRコードを読み取るだけでポイントが貯まり、特典と交換ができます。再来店の促進や顧客のファン化に効果的です。
紙のカードを印刷する手間やコストも不要なので、店舗側の負担も軽減されます。
【8】LINE VOOM
LINE VOOMは、LINE上で主にショート動画などを楽しめるプラットフォームです。ユーザーがフォローすると、その投稿がLINE VOOMのタイムラインに流れるようになります。
投稿には「いいね」や「コメント」機能があり、投稿がシェアされるとフォロワー以外のユーザーにも情報が届くため、認知拡大に効果的です。
メッセージ配信とは異なり、従量課金の対象にもなりません。
まとめ
LINE公式アカウントは、メッセージ配信やリッチメニュー、クーポンなど、多彩な機能を活用することで、顧客とのつながりを強化し、集客や売上アップに貢献できる便利なツールです。
特に、プッシュ通知で情報を確実に届けられる点や、ステップ配信などでユーザーの行動に合わせたアプローチができる点は、大きな強みです。
LINE公式アカウントは、小規模事業者でも手軽に始められる「小さなCRM」であり、ビジネスに取り入れる第一歩として、まずは公式アカウントを開設してみましょう。