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RedNote運用

【中国SNS比較】rednote(小紅書)とWeibo(微博)の違いとは?

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rednote(小紅書)とWeibo(微博)はどう違うの?
どれを使えば中国の顧客に届くの?

中国マーケティングを始める際、多くの日本企業がまず悩むのが「rednote(小紅書)とWeibo(微博)はどう違うの?」という点です。どちらも中国国内で広く使われている人気プラットフォームですが、その“役割”や“ユーザーとの接点”には大きな違いがあります。
この記事では、両者の特徴や使い分け方をわかりやすく解説します。

rednoteとWeiboの“役割”はどう違う?

wechat-rednote-what

中国マーケティングにおいてよく比較されるrednote(小紅書)とWeibo(微博)は、果たす役割が異なります。

rednote

rednoteは、ユーザーが「買う前に調べる」「体験談を参考にする」ために使う“検索型SNS”です。
例えば「日本 スキンケア」「東京 カフェ」などで検索し、リアルなクチコミ投稿を通じて購買や訪問を決定します。
ハッシュタグ使用、写真、ストーリー性が重視され、InstagramとGoogleの中間的な存在といえます。

Weibo

Weiboは、ニュース配信・話題拡散・公式発表などに適した“情報拡散型SNS”です。
政府・企業・芸能人などの公的発信が多く、キャンペーン告知や新製品発表などに広く活用されます。
X(旧Twitter)に近い性質を持ちながらも、より多機能なプラットフォームです。

rednoteは「発見・共感・拡散」に強く、Weiboは「リアルタイム性・拡散力・信頼性」に優れています。
それぞれの強みを理解し、目的に応じて役割を使い分けることが成功の鍵となります。

項目 rednote(小紅書) Weibo(微博)
主な目的 商品発見・体験共有・口コミ 拡散・情報発信
投稿の特徴 写真・レビュー・検索性 テキスト中心・速報性
アルゴリズム 興味ベース(検索+レコメンド) フォローベース+トレンド
ユーザー層 Z世代中心の消費者 全世代のニュース読者
男女比率 男性3:女性7 男性6:女性4
向いている施策 商品レビュー、ブランディング キャンペーン告知、話題化

rednoteとweiboを同時運用するなら?

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rednote(小紅書)とWeibo(微博)を併用する場合、それぞれの性質に合った投稿設計が重要です。
rednoteでは、リアルな使用感や体験談をベースにした“親しみのある語り口”が好まれます。商品やサービスの使い心地を、自分ゴトとして感じられるように投稿しましょう。公式感のある言い回しやお知らせ調の文章は避け「本音レビュー」や「日常に溶け込む使い方」を意識するのがコツです。

一方、Weiboは信頼感と拡散力に優れた“情報発信のハブ”として活用します。硬めでフォーマルな文章がユーザーに受け入れられやすく、公式発表やニュース性のある内容と相性が良いです。
また、拡散を狙うには効果的なハッシュタグの設計が必須。旬の話題やターゲット層の興味に合うタグを戦略的に活用しましょう。

両方のSNSを使う際のポイント

check-rednote

rednote(小紅書)とWeibo(微博)は、どちらも中国マーケティングに欠かせない存在ですが、その性質は異なるため、両方を活用する場合には注意が必要です。

【ポイント1】同じ内容をそのまま転用しない

rednoteとWeiboはユーザー層も期待される情報のトーンも異なります。
片方で作成した投稿をそのままコピーするのではなく、内容の角度や語り口を調整することが必要です。

【ポイント2】それぞれの“文脈”に合った表現を意識

rednoteでは、体験に基づいた共感型の投稿が有効。一方、Weiboでは信頼性のある硬めの情報発信が評価されます。
「どんな文脈で、誰に届けるか」を意識し、表現スタイルをSNSごとに最適化しましょう。

【ポイント3】担当チームの連携と運用目的の明確化が重要

rednoteは集客・発見、Weiboはブランド認知・拡散というように、役割を明確にして運用設計を行うことが大切です。
また、社内や外部チームとの連携を密にし、投稿方針やKPIを共有することで、成果に直結する運用が可能になります。

まとめ

rednote(小紅書)はユーザーの購買や来店の意思決定を後押しするSNS。一方、Weibo(微博)ブランドの公式発信や話題化に効果を発揮します。
媒体ごとの強みと役割を理解し、運用目的を明確にしたうえで最適な発信戦略を立てることが、中国市場での成果につながります。

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