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今回は 「色の分類」について解説していきます。
無彩色と有彩色
色の分類をするとき、無彩色・有彩色と大きく2つに分けることができます。
無彩色
白、灰、黒などの色味(彩度)を持たない明度のみで表す色のことを指します。
無機質で固い印象になりがちですが、色味がないため、どんな有彩色と組み合わせても馴染む特性があります。
有彩色
赤、青、黄などの色味(彩度)を持った色を指します。色の選択と組み合わせで豊かな表現が可能になる一方、組み合わせによって色の効果を打ち消すこともあります。
純色・清色・濁色
有彩色はさらに「純色(じゅんしょく)」「清色(せいしょく)」「濁色(だくしょく)」に分類できます。
純色(じゅんしょく)
赤・黄・青などの各色相で最も彩度が高い色を指します。
清色(せいしょく)
純色に「白・黒」を加えた色を指します。
純色に白だけを混ぜ合わせたパステル調の明るい色を「明清色(めいせいしょく)」、純色に黒だけを混ぜ合わせた暗い色を「暗清色(あんせいしょく)」といいます。
濁色(だくしょく)
濁色は純色に「灰色」を加えた色を指します。灰色を混ぜると、濁ったような色になるので「濁色」と呼ばれています。
純色・清色・濁色のもつイメージ
同じ色味の配色でも、純色・清色・濁色で与えるイメージ(印象)が変わってきます。
下記の画像のように、純色は力強く健康的、暗清色は格式のある落ち着いたイメージなど、魅せたい印象に合わせてカラーを選択していきましょう。
まとめ
・色は無彩色・有彩色と大きく2つに分けることができる
・無彩色は白、灰、黒などの色味(彩度)を持たない明度のみで表す色のこと
・有彩色は赤、青、黄などの色味(彩度)を持った色
・純色(じゅんしょく)は、赤・黄・青などの各色相で最も彩度が高い色
・清色(せいしょく)は、純色に「白・黒」を加えた色
・濁色(だくしょく)、濁色は純色に「灰色」を加えた色
・同じ色味の配色でも、純色・清色・濁色で与えるイメージが変わる
上記のように、持たせたいイメージや印象を色の持つイメージから指定することで、より読み手に伝わりやすい表現ができるので、ぜひ活用してみてくださいね!
次回も引き続き、より詳しい「色の分類」についてご紹介します。お楽しみに!
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