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今回は 「色の持つイメージ3(寒色)」について解説していきます。
寒色(青緑・水色・青・紺)が持つイメージ
寒色とは、一般的に「冷たく感じる色(青緑・水色・青・紺)」を指します。特に青は赤とは逆の「鎮静色」です。船体的に、落ち着いたリラックスしたイメージを与えることができます。
例えば、青は病院や医療をイメージするのに使用したり、紺は信頼性を象徴したりする場合に使用します。
青緑(Blue Green)
青緑は、寒さや冷たさを感じさせる色(寒色)で、沈静感を与えます。
穏やかで落ち着いた色で、緑と青の中間に存在し、どちらかというと脇役。中途半端にならないように気をつける必要があります。
ポジティブイメージ
カジュアル・洗練・清潔感・清涼感・冷静・品格・誇り・爽やか・創造性・芸術的・希望・自由・マイペース・開放感・楽しみ・治癒・安らか・穏やか
ネガティブイメージ
独立心・頑固・わがまま・孤独感・虚栄的・理想主義・ナルシスト・混乱・無力感・人工的・毒毒
水色(Light Blue)
水色は、寒さや冷たさと共に柔らかさ、清潔感を感じさせる色(寒色)です。寒色の中でも、デザインにおいては多くのポジティブな印象を与えます。
同色系のブルーと相性が良いだけでなく、グレーと組み合わせるとシックな印象を演出できます。また、木や植物など自然の要素を連想させるグリーンとも相性が良く、優れています。さらに、白と組み合わせることで清楚さや清潔感、さわやかさを強調することができます。
ポジティブイメージ
・涼しさ・爽やかさ・クリア・上品・清楚・清潔・健康・癒し・自然・水・柔らかい・優しい・平穏・安定・無邪気・若々しい・自由・向上心
ネガティブイメージ
・冷たい・寂しさ・悲しみ・冷酷・心配・孤独・幼稚・繊細
青(Blue)
青は、寒さや冷たさを感じさせる色(寒色)です。また、男性的なイメージがあります。
濃い青から薄い青まで好感度が高く、メイン、背景、アクセントのどれでも使いやすい色です。落ち着いた静かな色ですが、激しさや躍動感を表す場面では地味に見えるため、形でカバーする必要があります。
ポジティブイメージ
・知性・冷静・清潔・涼しい・誠実・信頼・正確・透明性・公平・忠実・落ち着き・紳士的・夏・開放感・青春・自由・未来・ビジョン・独立
ネガティブイメージ
・デリケート・不安定・心配・寂しさ・冷たい・悲しみ・冷酷・低下・失望・反省・憂鬱・倦怠感・保守的・規律・服従・不誠実・鈍い・疑い
紺(Navy Blue)
紺は、寒さや冷たさ落ち着きを感じさせる色(寒色)です。また、男性的なイメージがあります。
落ち着いた静かな色で、青と同様に激しさや躍動感を表す場面では地味に見えるため、形でカバーする必要があります。
ポジティブイメージ
・フォーマル・品格・高級・厳格・洗練・礼儀正しい・几帳面・落ち着き・知性・誠実・専門的・法則・規律・倫理・伝統・安心・信頼・誠実・熟考・休息
ネガティブイメージ
・寂しい・頑固・孤独・厳格・義務感・挫折・疲労・冷血・抑制・独裁的・強迫的・緊張感・自閉的・束縛・中毒
まとめ
寒色はデザインにおいて「冷静さ、清潔感、技術、自然」といったイメージを表現できます。また、適切なコンテキストで使う必要があり、冷たさや距離感の印象を与えることもあるため、デザインの目的に合わせて選択が必要です。つまり、多彩な感情やコンセプトの表現に優れた選択肢であることを覚えておくと良いでしょう。
いかがでしたか?次回は「色の持つイメージ4(中性色)」について紹介したいと思います。
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