ハイクオリティな画像や動画クリエイティブをお届けするKenToのデザイナーチームがお届けする、デザイン基礎の極意をお届けするクリエイティブ講座コーナー。これまで、デザイン4原則のうちの3つをご紹介してきました。今回ご紹介する4原則の最後の1つは、「対比」です。前回までの内容を振り返りながら、引き続き学習してみてくださいね!
【Vol.1「接近」編はこちら、Vol.2「整列」編はこちら、Vol.3「反復」編はこちら】
対比とは?
対比とは要素に強弱(コントラストをつけ)、情報の重要度を視覚的にわかりやすくすることです。
情報の重要度をわかりやすくするためには、
- 重要度の高い要素は強く(サイズを大きく・色を濃く)
- 重要度の低い要素は弱く(サイズを小さく・色を薄く)
このような方法を用いて、メリハリをつけます。
対比を使うことによって情報の重要度がパッと見るだけで明確になり、情報の優先度の高いものから順に見るように視線をコントロールできるようになります。
対比の基本
人は何かを見るときに、無意識にその情報を詳しく見るべきかどうかを判断していると言われています。対比を意識して情報にメリハリをつけることで、視覚的に情報がわかりやすくなり、見る人の気を惹きやすくなります。それでは、以下の対比のポイントを確認してみましょう!
テキストのサイズで強弱をつける
文字の重要度に合わせて、文字のサイズを調整するだけでも一気に読みやすくなっているのではないでしょうか?
タイトルテキスト・サブタイトルテキストがどれなのかが一目瞭然です。一瞬見ただけでも、このテキストの中で一番見ておくべき部分が判断しやすくなりました。
背景色で強弱をつける
さらに目立たせたい場合は、背景色を追加することで、より明確にタイトルテキストとサブタイトルテキストがどれなのかを示すことができます。
テキストの色で強弱をつける
背景色によっては、文字の印象が弱くなってしまう場合があります。この場合は、色での強弱を意識することでよりわかりやすく、視認性と視線誘導の効果をより高めることができます。
まとめ
- 対比とは、要素に強弱(コントラスト)をつけ、情報の重要度を視覚的にわかりやすくすること
- 対比を用いることで情報の重要度が明確になり、情報の優先度の高いものから順に見るように視線をコントロールできる
- 情報をグループ化し統一する『近接』や『整列』に対して、対比はあえて強弱の差を使うことで、情報の重要度を視覚的にわかりやすく示すことができる
対比を用いることで、文章の中で何が重要かを一目で分かるように示すことができるほか、どの順番で読めば良いのかを読み手に視覚的に伝えることができます。前回までの3つの原則と組み合わせながら、読みやすく見やすいデザインを制作してみましょう!
そして次回は、「タイポグラフィ」についてご紹介します。お楽しみに!
KenToでは、様々なジャンルのバナー・動画クリエイティブ、ランディングページ制作などを承っております。こちら以外にもご希望があれば臨機応変に対応いたしますので、是非お気軽にお問合せください。