企業でも取り入れられるケースが増えてきたInstagramですが、なかなかフォロワーが伸びずに悩んでいる方も多いと思います。今回はそんなお悩みを解決するべく、ビジネスツールとしてInstagramの運用方法をご紹介。今回は「フォロワーの増やし方」について解説していきます!
インスタでフォローされる流れを理解する
インスタでフォローを増やすためには、まずフォローされる流れを理解しておく必要があります。
ポイント
①投稿がフォロワーのフィード画面に表示される
②フォロワーから投稿に対して、いいね・保存・シェア・コメントされる
③その投稿に対してフォロワーからのアクションが多いと、発見タブに表示されてフォロワー外に拡散される
④フォロワー外のユーザーが投稿をきっかけにプロフィールを見て、アカウントを気に入れば新規フォローされる
上記のポイントを踏まえた上で、フォロワーを増やすためにするべきことを確認していきましょう!
①フォロワーのホーム率をアップさせる
インスタグラムの「ホーム率」とは、自分の投稿がフォロワー内にどれだけ見られたかを表す数値で、ホーム率は「ホームのインプレッション数(投稿を閲覧された回数) ÷ フォロワー数 ×100(%)」で計算されます。ホーム率の目安は「40~50%」とされており、例えばフォロワーが1,000人の場合は、ホームからのインプレッションは「400~500」必要とされます。
フォロワーが自身の投稿をフィードで見てアクション(いいね・保存・シェア)をすれば、フォロワー外の新規ユーザーへ投稿が拡散されやすくなります。(ホーム率に関するブログはこちら)
投稿はユーザーのタイムラインに、アクションの多い=シグナルの高い“親密度順(おすすめ順)”で表示されるため、シグナルを増やしていくことが大切です。
②エンゲージメントを増やして拡散の機会をアップさせる
インスタのユーザーのアクションの多さ=シグナルの高い親密度が上がり、フォロワーのフィードに表示されるようになったら、次はフォロワーのエンゲージメントを獲得していきましょう。
インスタのエンゲージメント:いいね・保存・シェア・コメント
主にアクション(ユーザーからの反応)のことを指し、シグナルにも共通します。
エンゲージメント率が上がれば「質の高い価値のある投稿」とインスタ側に判断されやすくなり、フォロワー外のユーザーの「発見タブ」や「おすすめ投稿」として表示される可能性がアップします。
エンゲージメント率が高ければ高いほど、フォロワー外への表示回数が増えるため、フォロワーからのアクションを獲得することがフォロワー外へのリーチ(拡散)の鍵となるでしょう。
インスタのエンゲージメントで大切な「保存率」
インスタのエンゲージメントの中でも最も重要なのが「保存」されることです。
保存率(保存数÷投稿を見たユーザー数)が高いほど、フォロワー外の新規ユーザーへの表示回数が増えるといわれています。
現在の既存のフォロワー達に投稿をもう一度見返したい、価値がある、有益だと思わせる内容を考えて投稿することが大切です。どんなニーズがあるか、どんな投稿が求められているのが調査しておきましょう。
投稿の中に、「保存しておくと後で見られるので便利です」と記載しておくことも有効な方法です。
(引用:世界のお香|incense of the world(@knt_incence)
③プロフィールへのアクセス数の増加
インスタのホーム率をアップ+エンゲージメントを増やして新規ユーザーに投稿が表示されることは大切ですが、さらにプロフィールをにアクセスを促すことが重要です。その段階を踏んで、新規フォローに進みます。
プロフィールにアクセスしてもらうためには、
- 投稿の一番最後の画像(動画)内にアカウント情報を記載
- 投稿内のキャプション(文章)内にアカウント情報を記載
このようにアカウント情報を載せておけば、プロフィールに飛んでもらえる機会を作りやすいです。そして、プロフィールにはアカウントの説明をわかりやすく記載することや、投稿一覧のビジュアルに統一性を持たせることで、そのアカウントが一体どんなアカウントなのかをユーザーに伝えやすくなります。(プロフィールの作り方はこちらのブログをご覧ください)
インスタのホーム率をアップさせる方法は?
①定期的に投稿する
インスタを定期的に投稿することで、ユーザーのフィードへの露出を増やすことができます。しかし、たくさん投稿すれば良いというわけではなく、適度な投稿頻度で投稿していくことが大切です。
- 週に2〜3回の投稿がおすすめ
- 投稿頻度が多すぎると、フォロワーからしつこさを感じられやすいので注意が必要
- 投稿頻度が少なすぎると、フォロワーから忘れられてしまう可能性がある・アカウントの親密度が下がりやすくなる可能性が高いため、定期的な投稿が欠かせない
あくまで目安となりますので、アカウントのフォロワー層やターゲット層に合わせて投稿頻度を調整してみましょう。
②ストーリーズ投稿をする
インスタのストーリーズに投稿することで、ストーリーズの欄に登場し、フォロワーの目に投稿が留まりやすくなります。また、ストーリーズのアンケートや質問機能を使ってコミュニケーションを取っていくことで、アカウントの親密度を上げやすくなります。
(引用:世界のお香|incense of the world(@knt_incence)
上記のような、絵文字スライダー、アンケート機能、質問機能以外にも、スタンプやリンク、ミュージック、メンション機能など、フォロワー達とコミュニケーションを取りやすくするための機能が盛り沢山です。ユーザーの好みや場面に合わせて、上手く活用していきましょう!
③こまめにユーザーとコミュニケーションをする
インスタではユーザーからのコメントの数が多いと、投稿の質の良いとインスタに判断されやすくなり、発見タブやおすすめエンゲージメント率を上げやすくなります。より多くのメッセージに対して返信をすることが大切です。
(引用:世界のお香|incense of the world(@knt_incence)
インスタのエンゲージメント率を上げる方法は?
ユーザーが「共感」しやすい内容を投稿する
インスタでユーザーの共感を生みだすためには、まず企業らしさを感じさせない姿を見せることが重要です。例えば、あからさまな商品紹介の投稿をSNSで行ってしまうと、単なる企業発信の宣伝情報だとユーザーは捉えてしまいます。そのため、商品やサービスを使った体験談や、裏側の様子など、等身大の姿を見せることで、ユーザーに共感してもらえる可能性が高くなります。
また、SNSで拡散されやすいコンテンツは、ロジックよりもストーリー性があるものや、議論をしたくなるようなものが挙げられます。例えば、自分自身の体験談や感想を投稿することで、他のユーザーに共感してもらえる可能性があります。
(引用:@starbucks_j @andhoney_japan)
そして、知識やノウハウ系の投稿はもちろん、投稿画像にユーザーが憧れや共感を抱くようなビジュアルにすること、商品を俯瞰で魅せること、規則的なトーン&マナーを守った投稿がユーザーから好まれやすい傾向にあります。
保存して後から見返したくなる投稿にする
インスタで保存したくなる投稿とは、知識やノウハウ系、情報系や体験を促進するような内容がおすすめです。
例えば気になる商品があった場合には、商品情報をメモしておくようなニュアンスで保存を促すことができたり、営業時間や住所・電話番号などの店舗情報を記載しておくと、「今度行ってみたいから保存しよう」と考えるユーザーが増えたり、保存してもらうきっかけを作ることができます。
(引用: @gift_uta @maasan_gram @cosupa_tabi)
投稿の続きが気になる内容にする
インスタで投稿の続きが気になる内容にするには、下記のように画像の中に「スワイプ⇨」の表記を入れたり、次をチェックしたくなる内容にするなどの工夫が大切です。またキャプション文字の1行目に「続きを読む」のクリックを促すための一言を加えるのも効果的です。
(引用:@kurashiru)
まとめ
- インスタでフォローされる流れのポイントを理解する
- フォロワーのホーム率、エンゲージメント、プロフィールへのアクセスを増やす
- ホーム率をアップさせるために、定期的に投稿・ストーリーズ投稿・ユーザーコミュニケーションを積極的に行う
- エンゲージメント率をアップさせるために、ユーザーが共感しやすい・保存したくなる・投稿の続きが気になる内容を意識して作る
いかがでしたか?上記のポイントを参考に、インスタグラムの仕組みを理解してアカウントのフォロワー数を増やしていきましょう!
次回もInstagramの他の投稿方法をご紹介していきますので、お楽しみに!
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